7月の終わり頃、
備前焼作家の松嶋弘さんの窯を訪ねました。
(岡山県備前市)
写真は岡山県の伊部(いんべ)駅です。肝心な駅名が映ってない・・・
さっそく!とても大事な窯、見せていただきました。
ドキドキ・・・
この中にたくさんの作品が並べられ、窯焚きされます。
過酷な炎を長年耐え抜いてきた窯。
この空間だけでも、緊張感があります。
登り窯は傾斜に沿って3室連なっています。
横から覗いた様子。静か暗くて、とても神聖な雰囲気。
↓ 窯焚きの写真をいただきました。
作品を詰めていく様子。どこに置くか、どの向きで置くかなどによって焼き上がりの景色が変わるので、とても大事な工程です。
すごい迫力。熱気が伝わってくるようです。
湿気取りで5日間、そして薪を使って1週間焚き続けるそうです。
たえず温度を見ながら薪をくべる作業を高温の中で。
想像を絶する大変な作業です。
窯焚きに使う薪。
一度に使う薪は、およそ1500束とのこと!
(1束5本くらい)
うつわを使う時には目に見えないけれど、
備前焼は、自然の恵みを存分に使った貴重な
作品なのだということを、改めて感じます。
使い手との出会いを待つうつわたち。
まだ藁や灰がついていて、生まれたてのうつわ という感じがしました。
ひなたぼっこポカポカ
動物たちの作品も。カワイイ…!
↓ 焼成前の写真をいただきました。
焼けた後は、色の深みや艶が出て、
まさに命が吹き込まれたという感じ。
そしてそして、今回お譲りいただいた作品たち、
当オンラインショップでお買い求めいただけます。
(現在は一部の掲載のみ)
松嶋弘さん、とても優しい方で、作品にも温かい雰囲気が現れています。
使うほどに味わいが深まる備前焼のうつわ、お楽しみいただけたら嬉しいです。
<オフショットのご紹介>
窯の様子が、とても素敵な雰囲気だったので、他にも写真をご紹介します。
登り窯の内壁。高熱を耐え抜いてきた貫禄。
雰囲気たっぷりの床。
パワフル育成!
木箱の活用が素敵。
備前焼をタイルとして建物の外壁に使用されていました。色や形の組み合わせが素敵でした。
とても素敵な作品たちと、優しい人柄の松嶋先生、ありがとうございました。