漆はハードルが高い?

私もずーっと気になっていて、なかなか最初の一歩が出せませんでした。まずは気軽にスタートしていただけたら、きっと楽しい世界が広がると思います。

 

漆は難しい?

漆の性質を理解すれば難しくありません。用語が独特で 敷居が高く感じますが、基本の方法はシンプルです。

うまくできるか心配

漆は数時間かけて硬化します。 硬化前ならやり直しも可能なので落ち着いて作業できます。

 

時間がかかる?

接着剤等に比べたら、確かに時間はかかります。しかし工程ごとに丁寧に作業をすると完成度も上がります。その過程で器や漆への理解が深まっていくので、長い作業時間も、必要なものなのだと思います。

 

かぶれる?

ゴム手袋の着用で防止します。かぶれないように扱う注意点を丁寧に説明します。

 

漆は繊細

漆は熱、水、酸性やアルカリ性、油分にも強く 塗料として優れています。使用時にいくつかの注意点を押さえれば、扱いは難しくありません。

 

高級な器はではないけれど…

高級でなくても、作家ものでなくても、使う人それぞれの思い出が詰まっているのが器です。色漆なら その思い出をさりげなく彩ってくれるでしょう。

 

このような方におすすめです

単純作業に没入したい

漆を練る、硬化した漆を研ぐなどの繰り返し作業は日常を忘れて、気分転換やリフレッシュになります。手先や目を使う作業なので、疲れることもありますが、私はそれが心地よい疲労感だなあと思います。

細かい作業が好き

指先に集中して漆面を研いだり、細い筆で描くなど 普段と違う脳の働きをして、良い刺激になるなあと感じます。そして、地道な作業を繰り返しているうちに、割れてしまった時の悲しい気持ちも少しずつ癒えていくと思います。

アートな趣味を始めたい

漆継ぎには日本の漆芸のエッセンスが詰まっています。痛々しい破損も、漆継ぎで世界に一つのアートになります。ヒビなど不完全なところに美を見出してきた先人の意識に触れたり、漆の伝統工芸への見方が変わるなど、普段の暮らしの中でも新鮮な発見がきっと得られると思います。

人と違う方がおもしろい

遊び心を加えることも、シンプルにすることも 使う人の気分次第で 自由な仕上がりを楽しめます。

 

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