“不思議“を楽しむ

“不思議“を楽しむ

手作りのうつわの魅力は、本当に色々な見方があると思いますが、

釉薬(ゆうやく/うわぐすり)もそのひとつだと思います。

 

今日は、笠間で作陶されている大関信一さんより、作品で使う釉薬について教えていただいたことをご紹介します!

とーっても不思議な世界で、私はワクワクしました。

写真も言葉も、大関さんのことばをそのままご紹介します。

 

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かなぐされ
かなぐされ(笠間ではそう呼んでいます。たかし小僧と呼ぶ地域もあります。検索すると出てきます。)
草木の木の根に鉄分を含んだ土が集まり、やがて根は風化し、筒状の写真のようになります。と言われています(謎)。
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かなぐされの釉薬をかける
先程のかなぐされを泥状にし、作品に使用します。
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焼き上がり
右下の感じで焼き上がります。
その他、焼き物の “謎“ の神秘がワクワクします。
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もみがらも釉薬になる
こちらは籾殻(お米作りで出来る、稲穂、お米の殻)を灰にして釉薬(器の表面のガラス質の部分)に一部使用します。
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いかがでしたでしょうか。
自然のものを相手にした 無数の試行錯誤のすえ作品が出来上がっているんだなあと思うと、本当にありがたく感じます。
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大関さんの作品には、
ほっこりしたかわいさと同時に、少しビンテージな雰囲気を感じていました。
それは、土の中で長〜い時間をかけて生まれた「かなぐされ」だからこそ醸し出せる雰囲気なのですね。
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材料のことを聞くと、とっても不思議が深まりますが、
その不思議を楽しむことが、うつわの楽しみのひとつだなあと思います。
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大関さんの作品は当ショップでお買い求めいただけます。フリーカップや皿の高台部分や、たたら取皿の底部分にかなぐされが使われています。
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